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【新社会人必見】質問が浮かばないときに聞く4つのこと

2020年7月24日

 
会議には出るものの、正直何を聞けばいいのかわからないときが多いです。当たり前なことを聞いて馬鹿だと思われたくないし、けど黙っていても参加した意味がないし。どういう切り口でなにを聞けばいいんだろう。
こんな疑問に答えます。 僕は、メーカー勤務、営業職5年目の20代後半サラリーマンです。新人の時、質問するのが恥ずかしかったり、馬鹿な質問をして笑われたくないと思い、ほとんど質問しない日々を過ごしていました。 しかし、同期と仕事の話や人事評価の話をしているときに、自分が全然成長できていないことに気づきました。実際、人事評価も下から2番目という由々しき事態だったので、会議では上司の発言を注意して聞き、想定される意図をメモるようになってから、だいたい何を聞けばいいのかの検討がつき始めました。そうして、質問しながら仕事に取り組んでいると、昨年人事評価で初めて最高評価を取って、今年海外転勤することになりました。 今回はこの経験を基に、会議で質問したいけど何を聞けばいいかわからないという人に向け、「会議での質問の切り口と仕方」を紹介します。

会議で質問が思い浮かばないときに聞くこと

結論、質問が思い浮かばないときは、議題に関する以下のことを聞いてみてください。
>>Point
  • ゴール
  • 言葉の定義
  • トリガー
  • 費用対効果
順に説明していきます。

ゴール

「今日はなにをどこまで決める会議なのか」 当然すぎですが、何かを決めるためにわざわざ集まって会議しているはずなので、ここを明確にしておきましょう。 ゴールを共有せずに「ワイガヤ」とか「キックオフ」とかいって、会議が開催されることがありますが、こういう会議でも、なにをどこまで決めるのかはきちんと明確にすべきです。無駄な時間になったり、せっかくいろいろ決めても、後で大量の作業手戻りが発生したりするので、全体のロードマップとゴールをクリアにしておきましょう。 また、例え納得できないゴール設定であったとしても、自分の権限ではどうしよもないこともあるため、その時は素直に従いましょう。上と喧嘩したって損しかないないので・・・。僕、一時期噛み付いて評価下げられましたm(__)m。 具体的な聞き方はこんな感じです。
・今日は〜を決めるのがメインテーマという理解でいいですか? ・うちの部としてのアウトプットは、〜ということですか? ・最終的なゴールは〜ということですか?
ただこれは、会議中ではなく、会議前に確認しておくべきことなので、初めての案件に関わるときは、会議前に上司や担当に確認しておきましょう。

言葉の定義

初めて聞くワードの意味はもちろんですが、曖昧に感じるワードの意味は、全て明確にするクセをつけましょう。 現状を正しく認識できますし、他の出席者と共通認識も取れます。 僕の体験談でいうと「情報」というワード。 ある会議で「製品の使用情報を市場から早く、効率よく取れるようにするための方法を考える」という議題があったので「僕たちが欲しい情報って具体的になんですか?」って聞いたら「そこを具体的にしないといけないんだよね」って返ってきました。正直「まじかよ・・・」って思いました。何年も運用してる情報収集スキームを改善する話なのに、なんの情報が欲しいのかさえ明確になっていなかったんです。 こんな感じで、仕事って実はかなり曖昧な状態で成り立っていることがあるので、言葉の意味を明確にする質問には大いに意味がありますよ。 ちなみに僕は、いつもこんな感じで聞いています。
・すみません。〜の定義がわかりません。 ・〜って、具体的になんですか?

トリガー

お次はこれ。「引き金」ですね。 これを聞けば、自分たちの仕事内容とそのタイミングを明確にできます。 例えば、「自分たちが然るべきタイミングで自発的にアクションして、他部門に働きかけていく仕事」なのか、それとも「他部門から連絡があったときに動く受動的な仕事」なのかが分かれます。自発的にアクションする仕事であれば、忘れないように部の週間カレンダーに入れ、漏れを失くすことが必要になります。逆に他部門の業務がトリガーであれば、連絡が来るまでに準備しておくべきことなど、決めることが微妙に変わってきます。 このトリガーを聞くことで、仕事の責任部門や自分たちのやるべきこととタイミングが明確になります。 僕はいつもこんな感じで、シンプルに聞いてますね。
・この仕事のトリガーはなんですか? ・このPJで僕らがやるべきこととタイミングはいつですか?
 

費用対効果

つまり、リードタイム・コスト vs 効果です。 これを聞くと、活動そのものの存在意義を確かめられます。 そもそも全てのプロジェクトは自社利益のためにやっていることなので、投資とリターンがアンマッチであれば、やる意味がありません。 とはいえこの部分は、平社員ではどうにもできない部分なので、手段が目的になってしまっていても、やることになったらやるしかありません。こうなったら、できるだけ活動から距離を置き、最低限の仕事量で終わるように自分の仕事を調整しましょう。全体利益につながりにくい仕事に力を割いても、実績が得られません。ほどほどのアウトプットを狙いましょう。 具体的には
・この活動をして得られる効果ってなんですか? ・このフロー、どれだけ時間かかるんですか? ・このフロー作るのにどれだけコストかかるんですか?
こんな感じでしょうか。 会議メンバーとの人間関係ができていれば、シンプルに「これやる意味あるんですか?」って言っちゃうときもあります。「人間関係ができていれば」ですよ!

質問できると、成長します

僕は、昨年人事評価で初めて最高評価を取って、今年海外に転勤することになりました。こうなれた要因は間違いなく、日頃から臆せず質問をするようにしたからです。 しかし、行動を変えようと思った当初は 「若手が意味不明な発言して邪魔だと思われないかな」 「こんなこと聞いたら馬鹿だと思われないかな」 「同期や後輩に、意識高い系って引かれないかな」 と常に不安を感じていましたが、やらなきゃ変われない!と腹を括って、1会議で最低でも1回は必ず手を挙げて発言するようにしました。 最初は「・・・」という空気にさせたり「どうでもいことばっか聞くから会議が進まない」とまで言われました。辛かったですけど、それでも臆することなく質問を続けたことで、今は自信を持って仕事ができるようになりました。 行動を変えたのは社会人3年目からだったので、正直遅すぎですが、それでも成長できることは間違いないので、仕事で成長したい人は、是非質問をしまくってみてください。 できれば、その質問の意図、それを知ればこれが分かる!という質問の意図まで明確にすれば最高です。僕もまだ実践し、勉強している最中ですので、一緒に頑張ります。 新入社員の時からこうやって行動しておけばよかった・・・と感じている後悔を【新社会人必見】スタートダッシュを切る方法としてまとめましたので、興味があればこちらも見てみてください。

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