
こんな要望に答えます。
僕は、大学卒業間際の半年間、COLE HAANという革靴屋さんで販売員のアルバイトしていました。
その後も趣味で革靴磨きを続け、今年で9年目になります。
革靴はクリームを塗って手入れすることで、きれいに長く履き続けることができます。
しかし、靴クリームは予想以上に種類が多く、どれを選べば良いかわからなくなりがちです。
そこで、今回はまずはこれさえ買っておけばOKというおすすめクリームを紹介していきます。
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革靴の手入れ用のおすすめクリーム【これ買っておけばOK】
結論、以下の2つを買っておけば、万事OKです。
理由は「保湿」と「輝き」この2つをしっかり体感することができるからです。
あとで出てきますが、、デリケートクリームがあればほぼすべての革製品に使えるので、この2つがあれば、やはり万事OKです。
特に「体感できること」が、クリーム選びにおいて一番大事だと思います。
手入れをして効果が体感できると、満足度高いですし、やってよかったなと思えますよね。
本記事で紹介する2つのクリームは、僕が使った後
「うおー!モチモチのサラサラで、いい香りするやんけ!」
「やっば!ピッカピカやんけ!」
という声が出てしまうくらいには、効果が実感できたものです。
是非この2つを使って、相棒を磨いてあげてください。
M.MOWBRAY デリケートクリーム
定番中の定番、M.MOWBRAYのデリケートクリームを買っておきましょう。
販売員のバイトをしていたときは、このデリケートクリームを塗ってから、お客様に靴を渡すルールになっていました。
これをおすすめする理由は
順番に紹介します。
理由①しっかりと保湿できること
久々に手入れする靴に塗ると、ほんとに「革がもちっと、表面はさらっと」するんです。マジで感動します。
乳化性クリームと違い、ろう成分が一切入っていないため、保湿のためだけに存在しているクリームといっても過言ではありません。
理由② 靴の外側だけでなく、内側にも使えること
手入れするとき、革靴の外側ばかり気にしていませんか?
内側もレザーできている靴の場合は、内側からも保湿する必要があります。
こちらの動画の一部で、塗り方を紹介しています。
靴の内側に使うクリームですが、普通の乳化性クリームでも大きく問題はないとは思います。
しかし、乳化性クリームには少量のロウが入っています。
これは、表面を光らせて外観をよくするためと、汚れがつくのを防止するためのものなので、内側には必要ありません。
理由③ ほぼ全ての革製品に使えること(スエードなど特殊なモノ以外)
デリケートクリームの最大の長所だと思うのですが、これ、ほぼすべての革製品に使えるんです。
例えば
- 財布
- ベルト
- カバン
- キーケース
- キーホルダー
- iPhone、iPadケース
- 手帳
- 名刺入れ
- ジャケット
などにも使用できます。汎用性がとても高いんです。
理由④ 200 mLを買えば、1年以上もつこと
上記のとおり、汎用性が高い分、消費が早いです。
ジャケットみたいな大きめのものに塗ったら、割と減ります。
なので、僕はいつも、できるだけ大きいサイズのものを買っています。
200 mLでしたら、ジャケット、財布、カバン、iPhoneケースなどに使っても、1年は余裕でもちます。
理由⑤ 香りとパッケージがいい
説明はありません笑。
単純に好きなんです。
正直、デリケートクリームの性能自体はどれも大差ないと思います。
もともとお店で使っていたという経験と、見た目、容量、香りがおすすめする理由です。
サフィールノワール クレム1925
続いては、サフィールノワールのクレム1925です。
こちらも定番中の定番です。最王道ではないかと思っています。
おすすめする理由は
理由① 輝きが半端ない
これめちゃくちゃかっこよく光るんですよ。
特に、クレムを塗ってブラッシングした後、ポリッシングクロスで磨くとさらに光ります。
昔は、鏡面磨きをする際にもTシャツや靴下を使っていたんですが、思うように輝きが出ず、モヤモヤする日々が続いていました。
そこで、ちょっと高かったですが、ポリッシングクロスに変えてみたところ、びっくりするくらい光るようになりました。
ちなみに、クレムの説明書には「塗ったら5分待て」と書いてありますが、5分待たなくてもポリッシングクロスで乾拭きすれば光ります。
理由② デザインがかっこよすぎる
これは個人的な好みの話です笑。
もう、シンプルにかっこいいんですよ。
ブランドロゴもかっこいいし、四角いし、何個でも書いたくなってしまいます。
好きなんです。
乳化性クリームとの違い

はい。その通りです。きれいに輝く乳化性クリームはありますし、一個で済んで楽です。
乳化性だと、僕はサフィールのビーズワックスファインクリームを使っています。
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サフィールのビーズワックスファインクリームを使ってみた感想【コスパ良すぎ】
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光沢ではクレムに及びませんが、伸びが良いので手入れがすぐ終わりますね。
一般的に乳化性は、油性よりも自然な輝き方をします。
どちらを選ぶかは
となります。
おすすめした革靴手入れ用クリームのデメリットは?

いい点ばかりお伝えしてきましたが、もちろんデメリットもあるので紹介します。
両者ともずばり、コストです。
値段が高い【月額で比較してみた】
今日紹介したクリーム、特にサフィールクレム1925は、値段をみると高い印象を受けます。しかし、月額で考えてみると絶対使うべき価値の高いクリームであると思います。
理由は、月額の費用差に対して、得られる効果・満足度のほうが大きいからです。
例えば、ABCマートで売られているホーキンスのクリームは50 mLで税込880円です。(17.6円/ mL)
一方、サフィール クレム1925は75 mLで税込2420円です。(32.3円/ mL)
1mLあたりの金額でみると、倍くらいの差があります。
しかし、使用期間を想定して月額に直してみると、実はそんなに気になる差ではないんです。
例えば僕は、黒の革靴を4足もっていて、1瓶で2年くらいは使えそうです。
使用期間を2年と仮定し、月額を出してみると
2420円 ÷ 24カ月 ≒ 100円
一方、ホーキンスだと(内容量はクレムの3分の2なので16ヶ月で計算)
880円 ÷ 16カ月 ≒ 55円
つまり、月額45円の差ということが分かりました。
どう捉えるかは人それぞれですが、僕は、ケチる価格差じゃないかなと思います。
消費期限について

消費期限は気にしなくていいです。
なぜかというと、靴クリームの消費期限は、開封後から約7年といわれているからです。
なかには、15年前のクリームでも、問題なく使えたという記事もあります。
実際に、クリームの消費期限表示は、製品ラベルに記載されていないことが多いです。
つまり、そういうことなんだと理解しています。
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振り返り
それでは最後に、本記事の内容を簡単にまとめます。
① 靴クリームは、以下の2つを買っておけばとりあえずOK。
② 乳化性と油性で迷う場合は
③ デメリットとしては
いかがでしたでしょうか?
今回紹介したのは、僕が普段使っているクリームで、どれもこれも効果を実感して感動をしたものです。
クリーム選びに迷ったら参考にしてみてください。