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【経験談】若手OJTリーダーがやるべき3つのこと

2020年5月21日

こんにちは。Kitsです。

今日は

  • 上司にOJTリーダーをやれと言われたが、具体的に何をすれば良いかわからず不安。
  • 自分なんかがOJTリーダーをやって本当に部下を教育できるのか、上司の期待に答えられるのか不安。

こんな不安について、僕の経験を基に答えていきます。

※タイトルに若手と書きましたが、若手でなくても使える内容だと思います。

本記事の内容

  • OJTの具体的な進め方
  • 1年間OJTリーダーをやってみて今思うこと

僕は新卒で入社して3年目の時に「新人のOJTリーダーをやれ」と言われました。

最初はなにをどうすればよいかわからず、迷走しながら進めましたが

結果的に

  • 私がOJTした子は同じく3年目でOJTリーダーを任された
  • リーダーをやった年の僕の査定は最高ランクの評価だった

ので、間違ったことはしていなかったんだなと思っています。

(担当した子がもともと優秀だったんでしょっていうのは今日はなしでお願いします)

こんな僕ですが、初めてのOJTで具体的に何をしたのか共有していきます。

OJTの具体的な進め方

結論、僕は以下の順にやっていくとよいと思いました。

  1. 目標設定:「1年後になってほしい姿」を具体的に言葉で伝える。
  2. 業務のリスト化:目標達成のために経験が必要な業務をリスト化する。
  3. 業務進捗共有:週間業務計画を立て、週に一度報告と共有をする(OJTリーダーもやる)。

順に解説していきます。

目標設定:「1年後になってほしい姿」を具体的に言葉で伝える

たぶん、OJT目標はほとんどの人がすでに立てていると思います。

しかし1,2週間も経てば目標などさっぱり忘れ、自分がもっている業務の一部をとりあえずやらせ、自分が忙しくなったら新人を放置・・・

っていうのがよく聞くOJTの状態でした。

こうならないために必要なのが

1年後の目標を具体的な言葉明確に伝える

ことだと思いました。

例えば、新商品についてお客様に紹介するための資料を作成するという業務を例にすると

  1. 新商品の仕様変更点を、技術資料から抽出できるようになる。
  2. 設計部門からさらに必要な詳細情報を仕入れ、[自身の作成する資料やアウトプット]の変更点を特定し、訴求ポイントを作成することができる。
  3. 得た/作成した情報をサプライヤーに伝達し、成果物への修正指示と納品確認までができるようになる。

こんな具合です。

新人が勝手に成長できる環境を作る

こうすることで新人は、この1年でなんの仕事を、どのレベルまでできるようになる必要があるかが明確に分かります。

すると、たとえOJTリーダーが忙しくても何をしたら目標達成につながるか」を新人自身が考えることができます。

よって、放置状態になっても新人が正しい方向に勝手に成長できます。たとえば

「自分が担当する商品の仕様調べてみようかな」

「他社の商品はどうなってるんだろうな」

「他の先輩は資料どうやって作ってるんだろうな」

というふうに、新人が自分で考えて動くことができます。

是非、目標を具体的に言語化し、共有してあげてください。

業務のリスト化:目標達成のために経験必要な業務をリスト化する

ゴール設定ができたら、やらせるべき仕事をリスト化します。

先ほどの資料作成の例だと

新商品の仕様変更点を、技術資料から抽出できるようになる。

このためには

  • 商材の構造を理解するために、商品の分解実習を実施する。
  • 技術資料へのアクセス方法と見るべきポイントを解説する。
  • 担当商材について技術情報から、実際に変更点を抽出させる。

といった感じです。

目標達成のために経験必要な業務を考えてあげてください。

業務進捗共有:週間業務計画を立て、週に一度新人と共有をする(OJTリーダーもやる)

目標を立て、やらせる業務のリストができたら、最後に週間業務予定表を作成し、週に一度15分くらいで共有会を実施しましょう。

僕は毎週金曜の15時に一週間でやったこと、進捗、学びを報告するミーティングを実施していました。

あなたもやるんです

ここで大事なのは

OJTリーダー自身も計画を立てて新人に報告すること

です。

理由は説得力が増すからです。

言うだけ、やらせるだけじゃなく背中で見せたほうが説得力倍増です。

僕は自分が考えた週間業務管理表を説明して、一緒に半年間運用しました。OJTが終わった今でも、お互い個別に使用し続けています。

この業務管理表、部長に有用と判断されたのか別グループへの説明指示が出たのですが、実際に長期にわたり運用したのは僕と僕がOJTした子だけでした笑

業務管理表の詳細については、別記事で紹介します。

1年間OJTリーダーをやってみて今思うこと

若いうちから新人教育という業務をさせてもらえて勉強できたことが多かったです。

具体的には

  • 業務管理表の作成と運用により、タスク進捗管理ができるようになった。
  • 自分で教育計画を立てて実践したことで、プチマネジメント経験を積めた。
  • 教育のために勉強したことで業務理解が深まり、自分に自信がついた。

この3つです。

普段の業務とは異なり、自分で教育計画をゼロから考えて実践していく必要があったため、不安に感じることも多く大変でした。

しかし、自分でマネジメントできたという経験が自信をくれました。

初めてOJTリーダーをする方は不安も多いかと思いますが、考えて実践した分だけの経験を積めると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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