「全部の靴をちゃんと手入れするのは大変だな・・・チャチャッとできる簡単な手入れ方法はないものかな」
こんな疑問に答えます。
基本的に、革靴には
月に1回くらいのフルメンテナンス が必要です。しかし、靴が増えてくると、手入れが面倒になってきますよね、、、すごく分かります。
そんなときには、
簡単な手入れだけでもいい のでやってあげましょう。
僕は、19歳のときに、兄が革靴磨きをやっていたの見て興味を持ち始め、大学生のころには「COLE HAAN」という店で、販売スタッフのアルバイトをしていました。期間は半年程度でしたが、その後も趣味で革靴を磨き続け、今年で9年目に突入しました。
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簡単な革靴のお手入れ方法【→馬毛ブラシでブラッシング】
まずは「馬毛ブラシでブラッシング」 だけでOKです。
理由は、
表面についた汚れを落とすだけでも、きれいに保つ効果があるから です。
説明していきます。
馬毛ブラシで汚れ落とし
馬毛ブラシは、汚れ落としに最適なブラシです。
理由は、柔らかいのにコシがあり、面積が広く毛も長いからです。
1日履いたらやるのがよいと思いますが、「
なんか汚れてきたなー」と感じたときにやるでも効果的 です。
こんな感じで、全体的にざっくりとブラッシングしてあげてください。
VIDEO
汚れ落としだけで効果が出る理由
「楽なので助かりますが、なんでブラッシングだけでいいんでしょうか?やっぱり保湿までしてあげないと、革が痛んでいくのではないでしょうか?」
おっしゃる通りです。革なので、基本的には
定期的に保湿が必要 です。
では、なぜブラッシングだけでもいいのかというと、
油分が減りにくくなるから です。表面につく汚れやホコリは油分を吸う性質があるため、これを落とすだけでも効果的といわれています。また、ブラシについている少量の油分がいいともいわれています。
写真や動画では伝わりにくいので、手入れの行き届いていないあなたの靴を、馬毛ブラシでさっと磨いてみてください!
ブラッシングの頻度
「ブラッシングがいいことはなんとなく想像できました。じゃあ、どれくらいの頻度でやる必要がありますか?履き終わったら、絶対毎日やったほうがいいんでしょうか?」
毎日やれればBESTです。ただ
MUSTではない です。
僕は「汚れてきたと思えばやる」でOKだと思います。
理由は、汚れたときに履くだけでも十分きれいに維持できることと、やはり疲れて家に帰ってきたあとに毎回ブラッシングするのはしんどいです。
そもそも手入れとか掃除とかって「きれいになるから楽しい」と思っています。それほど汚れていないものを毎日掃除し続けるって、割と修行です。
なので僕は、「なんか汚れてるなー」と感じたときに、チャチャっとブラッシングする程度でOKと考えています。
豚毛ブラシでもブラッシング【→できればでOK】
馬毛ブラシでブラッシングのみでOKと言いましたが、もう一個やっておくといいものがあります。
それは
「豚毛ブラシでブラッシング」 です。
理由は、ブラシに残ったクリームで、微量ながら「補色やコーティングができるから」です。
革靴の保湿を含むフルメンテナンスでは、靴クリームを塗った後に豚毛ブラシで塗り込みをします。
これを繰り返していると、ブラシのほうにもクリームが徐々に付いていくんです。よく「ブラシを育てる」と表現されます。特に、油性クリームで黒や茶色など色がついているブラシだと、補色にもなるし光沢も出ます。
なので、馬毛ブラシで表面の汚れを落としてから、豚毛ブラシで強めにブラッシングしてやれば、ブラシについているクリームを少量付けることができます。
あ、豚毛ブラシだけでのブラッシングはおすすめしません。クリームがついているブラシにホコリがついてしまいます。
出先で使える簡単な革靴お手入れ方法【→100均グッズ】
「豚毛ブラシもですか・・・なかなか大変ですね。出先でできる手入れはないんですか?出張の時なんかだと、ブラシとか持っていきにくいです・・・」
あります。それは
「100均の使い捨てシート」 を使うことです。
このシートはダイソーで売っています。
これでさっと拭くだけでキレイになります。
拭いた直後はすこし水滴が残りますが、乾いても跡は残りませんでした。
薄いので、出張や旅行時に持ち運べるのも良いですね。
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振り返り
では最後に、本記事の内容を簡単にまとめます。
① 簡単な革靴のお手入れ方法は
ポイント
馬毛ブラシ でブラッシング
できれば豚毛ブラシ でもブラッシング
毎日じゃなくていいです。汚れてきたなと思ったら磨いてあげてください。
② 出先でもできる手入れ方法は
ポイント
いかがでしたでしょうか?
ブラッシングだけでも驚くほどきれいになりますので、気が向いたときにやってみてください。
今回も最後まで見ていただきありがとうございました。