革靴

革靴の手入れに必要な道具【これを揃えればOK】

2020年6月19日

 
革靴の手入れに必要な道具ってどれなんだろう?この前かっこいい革靴買ったから、大事に履いていきたいんだけど、なにが必要なのかいまいちピンとこないな。
  こんな疑問に答えます。 僕は、学生時代にCOLE HAANという革靴屋で半年間経験し、今年で靴磨き歴9年目になりました。所有する靴磨き用品だけで4万円を超えていたことが最近わかり、少し引きました。  

革靴の手入れに必要な道具【これを揃えればOK】

  まず、絶対に購入すべきモノ(MUST)を紹介します。
ポイント
  • シューキーパー
  • 馬毛ブラシ
  • 布きれ
  • ステインリムーバー
  • 靴クリーム
  • 豚毛ブラシ
  これらのうちどれかひとつでも欠けたら、正しい手入れができなくなってしまいます。なので、MUSTで準備をお願いします。   手入れの方法については、以下の記事にて動画付きで紹介しています。 [sc_blogcard url="https://kits-blog.com/leather-shoes-maintenance-steps/"] では、ひとつづつ紹介していきます。  

シューキーパー

  シューキーパーとは、靴のシワを伸ばし、新品の形をキープするものです。   購入必須の理由は
  • シワ部分に溜まるゴミを掃除しやすくするため
  • シワ部分にクリームを塗り込めるようにするため
といった感じです。   他にも、脱臭効果、除湿効果、形崩れ防止など、さまざまなメリットがありますので、あって損することはありません。   モノの違いとかほぼないので、1000〜2000円台の安い木製のものでいいと思います。    

馬毛ブラシ

続いての馬毛ブラシは、やや毛が長く適度にコシのあるブラシです。密度も高いので、汚れ落としに適しています。   革靴には、コバやメダリオンなどの細い隙間が多く、ここに砂やホコリが溜まりやすいです。持ち手とブラシ面積が大きいものを買っておくと掃除がしやすくていいと思います。   正直、高いのは買う必要ないです。800円〜2000円以下で全然問題ありません。僕はABCマートで売っているJewelの880円のブラシを使っていますが、抜け毛もなくきれいになりますよ。   こちらの記事で、必要なブラシとそうでないブラシなど、各ブラシの特徴について説明していますので、よければご覧ください。 [sc_blogcard url="https://kits-blog.com/kawagutsu-teire-burashi/"]  

靴下

これは何に使うのかというと、次に紹介するステインリムーバーや、塗りすぎたクリームを拭き取るために使います。   拭き取りができればいいので、靴下に限らずTシャツでもOKです。コットン100%のものがいいですね。 また、始めは靴下でもいいんですが、後々は靴磨き用クロスを買うことをおすすめします。きれいになるんですよこれが・・・・   こちらの記事で、体験談を紹介しています。 [sc_blogcard url="https://kits-blog.com/leather-shoes-tools/"]  

ステインリムーバー

ステインリムーバーは、古いクリームや固着した汚れを落とすためのものです。   靴磨きにおいて、「汚れをしっかり落とす」という行為は必要不可欠です。ステインリムーバーを使えば、ブラシでは落とせなかった固着した汚れなども、きれいにすることができます。   使う時はシャバシャバ振って、汚れを落とす成分をよく混ぜてから使用してください。  

靴クリーム

靴クリームは、革靴を保湿するためのものです。使っていなくても、革はどんどん乾いていきますので、保湿は必須です。   他の道具と違い、靴クリームにはいいものを使うべきだと思っています。   こちらの記事で、いい靴クリームを買うべき理由とコスパについて紹介していますので、よければご覧ください。   [sc_blogcard url="https://kits-blog.com/kawagutsu-cream/"]  

豚毛ブラシ

豚毛ブラシは、靴クリームを塗り込むために使います。   靴クリームを塗った後は、クリームが表面に乗っているだけの状態なので、強めのコシを持つ豚毛ブラシで浸透させる必要があります。   また、同じ豚ブラシを使い続けていると、ブラシに靴クリームを溜まっていき、ブラッシングだけで靴がそれなりに輝くようになります。よく「ブラシが育つ」と表現されます。   ついているクリームの色がわかりやすいので、毛が白色のものがおすすめです。後々数が必要になってくるので、安いのでOKです。 荒川産業の豚毛ブラシは400円台という破格の値段なのに、大きくて使い勝手がよくて複数持つのにおすすめです。何事もお財布に優しいほうがいいですよね。

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消耗する革靴の手入れ道具【→リムーバーと靴クリーム】

 
 
たくさんあるんですね・・・ちなみに消耗品はどれですか?だいたいどれくらいで何を買い替えなきゃいけないのか知りたいんですが。
  目に見えて消耗していくのは、ステインリムーバーと靴クリームです。   といっても、頻繁に買い足すほどではないです。他のものは買い換えることはほぼないです。  

消耗品を買い足す頻度

  体感的には、1つのクリームで2年くらいはもちます。もちろん手入れ頻度と容量によりますよ。   例えば僕は、黒の革靴を4足持っていて、すべてデリケートクリームと75 mLの油性クリームでメンテしています。   月1回かそれ以下の間隔でメンテしていて、7ヶ月程度経ちましたが、中身は6割くらい残っています。   なのでこの例だと、4足手入れするためには、1つのクリームで2年くらいは使えるということになります。   「じゃあ、一回買えばほぼランニングコストかからないじゃん!」 と思うかもしれませんが、ここは用心が必要です。  

靴磨きの魅力にご注意を

  もし革靴の魅力とそれを磨く楽しさにハマった場合、靴と道具が一気に増殖します。   想定されるストーリーとしては
”革靴の魅力にハマり、違う色の靴が欲しくなってポチる。もちろんシューキーパーもポチる”   ”最初はニュートラルのクリームで手入れしていたが、着色クリームの補色効果に感動し、靴の色ごとにポチる。必然的に豚毛ブラシもポチる”   ”しばらくすると、もっと光沢を出したいと思い、油性クリームとデリケートクリームをポチる”   ”光沢に感動を覚え、鏡面磨きに手を出したくなり、まずはワックスだけポチる”   ”当然うまくいかないため、クロスとハンドラップをポチる”   ”道具が増えすぎてうまく片付けられないため、かっこいいシューケア道具用ボックスをポチる”   →気付いたら累計4万円を超える
  ご想像のとおり、これは僕のストーリーです笑。ハマりすぎにはご注意ください。  

振り返り

では最後に、本記事の内容を簡単にまとめます。   ① 購入MUSTの道具は
ポイント
  • シューキーパー
  • 馬毛ブラシ
  • 布きれ
  • ステインリムーバー
  • 靴クリーム
  • 豚毛ブラシ
  ② 消耗品は
ポイント
  • 靴クリームとリムーバー。手入れ頻度と容量にもよるが、だいたい1、2年はもつ。
  いかがでしたでしょうか?   手入れには様々な道具が必要で、どれを選べばいいのか分からなくなりがちですので、いろいろなブログや本記事を参考にしながら、お気に入りの道具を揃えてみてください。   よくわからなければ、まずスターターセットから始めてみることをおすすめします。全ての道具が入っているので、始めやすいです。 こちらの記事に、Amazonの売れ筋ランキング100の中から、必要なものが入っていて3000円台以下で買えるセットを5つ選びました。 よければ参考にしてみてください。 [sc_blogcard url="https://kits-blog.com/leather-shoes-maintenance-set-recommend/"]   最後まで読んでいただきありがとうございました。

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