「話すのは比較的得意な方なんだけど、なぜか面接で手応えが得られない。行けても2次面接くらいまでで、なかなか内定が出ない・・・。どうすれば内定をもらえるのか、具体的に何をどうしたらいいのか知りたいです」
こんな不安と要望に、経験を基に答えます。
僕は、理系の大学院を出て、現在は輸送機器メーカーに勤める5年目のサラリーマンです。
正直、割と話すのは得意だったので「就活なんて楽勝だろう〜」とか思っていたら、最初の5ヶ月間くらい全く内定が出ませんでした。
周りは次々と内定を決めてくる中、自分だけ取り残されて、社会不適合者の烙印を押された気持ちになり、不安とプレッシャーと寂しさに押しつぶされそうな半年間を過ごしました。
しかし、この記事の内容を実践したところ、ようやく9月に初内定を取れ、その後も2社連続で内定を取ることができました。
こんな僕が、失敗から学んだ就活で内定を取るコツと具体的にやることについて書いていきます。
受けても受けても内定が出ず、不安でしょうがなくて、心が闇の中にいる方には、是非読んでほしい内容です。
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内定がほしいなら「選択と集中」

まず大前提の話からしますが、内定を取るコツはズバリ「選択と集中」です。
受ける会社の数を一気に絞り、一社に全集中して対策しましょう。
こう思う理由は以下のとおりです。
・横展開できる質の高い主張が産まれるから
・無駄な消耗をしなくて済むから
順に解説していきます。
質の高い主張が産まれる

就活では、たくさんの「主張」を用意しなければいけませんよね。
王道を挙げると
・志望動機
・自己PR
・研究内容
・学生時代に力を注いだこと
・今まで一番困難だったことと乗り越えたエピソード
・ストレスへの対応方法
・長所と短所
・趣味
・休日の過ごし方
こんなところでしょうか。
上の例だと、志望動機以外は自分の過去の経験なので、どの会社でも使えますよね。
逆を言えば、これらの説得力が低ければ、何社受けても受かりません。
なのでまずは「ここには絶対受かる!」という決意を持って、1社のために主張を深堀しましょう。
10社も20社も受けながら対策するより、単純なプレッシャーの量や締め切りに追われることも少なくなるため、心に余裕を持って対策できます。
ここで、きちんとした主張を作れれば、あとは横展開するだけです。
なので、「たくさん受けているけど、一社も通らない」という状況なのであれば、まずは目先の1社だけに集中しましょう。
この一社は、できれば競合の少ない規模の小さい会社がおすすめです。
単純に受かりやすいんですよね。
僕の場合は、中小 → 中小 → 一部上場という順番にしました。
無駄な消耗をしなくて済む

就活は、いわゆるイベントというかセレモニーなので、普段から慣れ親しんでいることではありません。
なので当然、消耗します。
例えば
”やったことのない自己分析や知らない業界や会社の調査、慣れないスーツを来て、朝早く電車に乗り、何が社会人としてのマナーなのかよくわからないまま、入ったことのない会社の門を叩き、身も心も緊張しながら試験を受ける”
この就活の流れは、自分が想像している以上に、精神と身体を消耗します。
これに加えて、授業に出たり、研究も進めなきゃいけない多忙な学生が、何十社も受けていたら、ちゃんとした対策なんてできるはずないんです。
なので、まずは受けなくてもいい会社は思い切ってやめて、目先の一社に集中しましょう。
不安ですよね。でも大丈夫です。
僕なんかでも乗り越えられましたから!あなたなら絶対大丈夫!
就活中、心に余裕を持つためには?
それは「最悪のケースを考えて、それを受け入れる覚悟を決める」です。
これは、デール・カーネギーの「道は開ける」という本にある、不安を克服する方法です。
(就活生は読まなくていいですよ。時間もったいないんで)
僕の場合は「就活浪人」
「同期がみんな卒業する中、自分だけ一人留年するなんて嫌だ。みっともない、ダサい。」という気持ちで、余計に焦っていましたね。
けどこれ、結局は周りの目が気になるだけってことに気づきました。周りの目なんかどうでもいいし、1年なんてどうとでもなるかと思い直したんです。
なのでこの時僕は
「今からはこの3社だけに集中する。全部落ちたら、来年またやる。それか、アメリカに留学でもすっかな!」
と、やや楽観的に腹を括りました。
これで、心に余裕ができ、一社に集中できるようになったことが一番効果的だったと思います。
小手先のテクニックよりも効果絶大なので、まずはこれを考えてみてください。
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内定をもらうためには、徹底的に「面接練習」をしましょう

心に余裕はもてましたか?
では、具体的なやることに移ります。
それは、「社会人の大人と本番さながらの面接練習をやりまくる」です。
これに尽きます。
理由は以下のとおり。
・しっかりした主張も、面接で自信を持って話せなければ意味がない
・本番で話せるようになるためには、大人と練習するしかない
深掘っていきます。
社会人の大人と、自信が付くまで模擬面接をする
一個上の先輩や同期など、歳が近い人と面接練習をしていませんか?
それは時間と労力をドブに捨てているので、金輪際やめましょう。
理由は、シンプルに意味がないからです。
一般的に、若手の人事担当が出てくる1次面接よりも、上の役職の人が出てくる2次面接以降の方が、難易度は高くなります。
その面接に合格しなきゃいけないのに、年の近い先輩や同期と練習することが、面接の対策になるはずがありません。
なので、内定が出ずに苦しんでいる人は、今すぐに就活担当の先生にメールでアポを取り、練習の時はスーツを来て、本番さながらの模擬面接を、手応えが得られるまでやりまくることが、最も効果的です。
面接という場に慣れるだけでなく、自己PRや志望動機についてもアドバイスをもらえるので、一石二鳥です。
実際、こういった練習を重ねることで、主張の質が高まります。
僕もWebでの面接練習で、新しい表現を得ることができました。
Webサービスの利用は積極的に行うべき

とはいえ、就活担当の先生の予約は常にいっぱいなので、次の面接までに間に合わないかもしれません。
そんな時は、オンラインで面接練習をしてくれるエージェントを利用しましょう。
実際に会ってできる面接練習には敵いませんが、主張の質を高めることはできます。
僕は、1回1時間半の面談で8000円のサービスを3回利用しました。
24000円なんて、入社してしまえば一瞬で回収できるので、実質タダですよ。
親に借金してでもやるべきです。数万円ケチって、第一志望の会社に行けないことの方が、どう見ても問題なので、ケチらず自己投資してください。
もし、あなたが今面接でうまくいっておらず、就活指導の先生との面談予約が取れないのであれば、こういうネットサービスはジャンジャン利用しましょう。
無料で相談に乗ってくれるエージェントもあるので、まずは無料のサービスを試してみるのもありです。
面接で使える小手先テクニック
最後に、僕が就活担当の先生や、ネットでの面接練習の時に教えてもらったテクニックを紹介します。
本番でうまく話すには、大人と面接練習するしかありませんが、こういう小手先のテクニックを実行するだけでも、受け手の印象はだいぶ変わります。
参考にしてみてください。
僕にとって就活は相当しんどい思い出になりましたが、振り返ってみるとかなり成長できたと思います。
というのは、就活で経験することって、社会人になって必要なスキルばかりなんです。
例えば、ESの書き方はメールや目標を作る時に、面接練習したことは、プレゼンや試験にそのまま使うことができました。
しんどいと思いますが、必ず将来の糧になるので、納得いくまで全力投球してくださいね。
ほんとに心の底から応援しています!